2015年11月12日
【見学レポート】コーヒーようかん(やつだ屋)<1>

今日は、あんこ部創立以来初の工場見学に行ってまいりました。
以前の投稿で「柿ようかん」を紹介させていただきましたが、その製造者でもありますやつだ屋さんに、あんこ部員のがきたかと小豆さんの二人でお邪魔して製造風景を見学させていただきました。
佐賀の市街地から北の方の山あいに位置する温泉地「古湯」の温泉街に店舗と工場を構えて営業されている。
今のご主人のご祖父様が初代で始められた菓子店を、ご主人のお母様が二代目として引き継ぎ、現在ご主人が三代目として製造・販売をされている。
ご主人は若かりし頃に脱サラをして地元に戻り、家業を引き継ぎ、この道に入って今年で37年とのこと。
店舗の奥の狭い通路を入っていたところが作業場で、ご主人が一人で作業するにはジャストサイズとも言える広さ。本日2名でお伺いしたのだが、若干ご迷惑をおかけした感があるほどこじんまりとしている。
やつだ屋さんのようかんは、栗、茶、柿、コーヒーの4種あるのだが、本日は「コーヒーようかん」を製造されるところを見学させていただいた。

こじんまりとした作業場では、コーヒーをドリップするためのお湯がやかんで沸かされており、その水は店舗の向かいで営業されている「英龍温泉」の温泉水を使っているとのことで、ご主人がわざわざ製造のたびに汲みにいっているそうだ。

お湯が沸くと、ご主人の手作りという業務用(?)のオリジナルドリッパーが登場!豪快にやかんから注がれた温泉水でコーヒーが抽出され、コーヒーの良い香りが作業場を包み込みました。

その後、水で戻した寒天を投入し、丁寧にアクをとってから、グラニュー糖と上白糖を投入し、さらにあんを投入。

焦げ付かないようにご主人が専用の混ぜ棒でゆっくりと鍋の中身を混ぜていく。
煮立ってくると鍋の縁ギリギリのところまで泡立ち、火加減を調整したり、混ぜ棒で上手に使って、泡立った表面が吹きこぼれないようにひたすら混ぜていく。
(つづきは、また明日投稿します。)